<領事メール>悪天候に関する注意喚起

令和7年3月3日
●スペイン内務省は、イベリア半島の地中海沿岸地域、アンダルシア州、カナリア諸島における、非常に強く持続的な豪雨に対する警報を維持しています。
●スペインに滞在中の皆様におかれましては、最新の気象情報等の収集に努め、安全を確保するようにしてください。
 
1 スペインでは、今週、特に地中海沿岸地域、アンダルシア州、カナリア諸島で、強い雨が予想されています。スペイン内務省は、こまめに最新の気象情報を確認するよう市民に呼びかけています。
 
2 本日(3月3日)は、マラガ県内陸部、バレンシア州、タラゴナ県南部で最も多くの雨が降ると予想されます。また、アンダルシア州西部でも、強い雨または非常に強い雨が降ると予想されます。
 
3 明日(3月4日)は、イベリア半島の東部3分の1、特にバレンシア州とタラゴナ県南部で大雨が予想されています。
 
4 3月5日(水)及び6日(木)は、バレンシア県とカステジョン県で最も多くの降水量が予想されています。また、イベリア半島の南東端周辺(アルメリア県及びムルシア県)で大雨が予想されています。
 
5 3月7日(金)は、イベリア半島の北東部、中央山脈、イベリア半島の南西部、ジブラルタル海峡周辺が悪天候の影響を受ける地域と予想されています。
 
6 また、カナリア諸島においても、3月3日(月)及び4日(火)は、局地的に非常に強い雨が降る可能性があるとされています。
 
7 スペイン内務省は、下記のような対策を推奨しています。
・車を運転している場合は速度を落とし、注意深く行動し、大量の水が流れる可能性のある場所では停車しないこと。
・移動する必要がある場合は、なるべく幹線道路や高速道路を走るようにすること。
・突然の暴風雨や豪雨の場合、車を駐車する場所に注意すること。水位の急激な上昇は、洪水が発生する地域に駐車していた車両に損傷を与える可能性があることに加え、車両が流されて他人の財産に損害を与えたり、自然の水の流れを妨げたりする可能性がある。
・大雨が降り始めたら、洪水の危険があると考えること。水面下に何があるか分からないので、冠水した場所は車でも徒歩でも通行せず、現在地付近で最も高い場所を確認する。洪水の中で車を救い出そうとしてはいけない。
・農村部にいる場合は、川や小川、丘陵地や斜面の低地には近づかないようにし、氾濫した浅瀬の通行は避けること。その地域で最も高い場所に向かわなければならない。
 
(参考)スペイン内務省ウェブページ

8 つきましては、スペインに滞在中の皆様におかれましては、下記のウェブサイト等から最新の気象情報の収集に努め、非常時の備えを確認し、安全を確保するようにしてください。また、移動・外出の必要がある場合は天気や交通状況等を十分確認し、その是非を慎重に検討してください。
 
スペイン内務省市民保護・緊急事態局の警報マップ
スペイン気象庁(AEMET)ウェブサイト
スペイン交通総局(DGT)ウェブサイト