EU諸国外からスペインへの国際郵便による輸入物品に対する課税について

2016/7/6

2010年10月

在スペイン日本国大使館

2010年3月1日、付加価値税に関する法令が改正され、EU圏外から同圏内への輸入に関する付加価値税の課税対象となる 輸入物品額合計(送料込み)の最低額が下記1のとおり引き下げられたことを受けまして(同改正前は150ユーロが最低課税対象額)、本邦等からスペインへ 発送されてくる国際郵便物が税関で留め置かれる事案が増えています(税関における検査は任意で行われているようです)。
国際郵便物が税関で留め置かれた場合、税関から名宛人に対して郵便にてその旨通知がありますので、郵便物の引き取り要領等については同通知書に従ってください。
なお、本件詳細や個別の事案について御不明な点がある場合は、以下を御一読の上、各地のスペイン税関当局に直接お問い合せいただきますようお願い申し上げます。

1 付加価値税課税対象額
(1)発送人と名宛人が個人である場合
ア 45ユーロ以下:関税及び付加価値税(IVA)は免除となる。
イ 45~150ユーロ:関税は免除となるが付加価値税(IVA)は課税される。
ウ 150ユーロ以上:関税及び付加価値税(IVA)が課税される。
(2)発送人、名宛人のいずれかが企業である場合
ア 22ユーロ以下:関税及び付加価値税(IVA)は免除となる。
イ 22~150ユーロ:関税は免除となるが付加価値税(IVA)は課税される。
ウ 150ユーロ以上:関税及び付加価値税(IVA)が課税される。
※上記基準額(2010年3月1日改定)は、郵送物品価値と発送料の合計。

2 課税される税金及び郵送物引取に係るその他の経費
(1)付加価値税:物品の種類により、18%、8%、4%のうちいずれかが適用される。郵送物が消費・使用される国の付加価値税が適用される。
(2)関税:物品の種類と発送元国による。同税率については、以下のHPにて確認することができる。
http://ec.europa.eu/taxation_customs/dds2/taric/taric_consultation.jsp?Lang=es&redirectionDate=20100730
(3)その他:
ア 郵便局の税関職員に引き取りに係る諸手続きを依頼する場合:17,40ユーロ+18%IVA
イ 郵便物保管料:3,80ユーロ+18%IVA
ウ 郵便物の検査が必要だと判断された場合の検査料:12ユーロ+18%IVA

例:日本の親族から3万円の価値がある物品Aが5千円の郵送料により郵送されてきた場合(1ユーロ=110円として計算)
(1)課税対象金額
物品価値(ユーロ貨):272,72ユーロ
郵送料(ユーロ貨):45,45ユーロ
合計:318,17ユーロ(150ユーロを超えるため、上記1(2)ウのとおり関税及び付加価値税の課税対象となる。)
(2)関税課税額
318,17×0,065(日本からの物品Aの輸入に係る税率を6,5%と仮定)=20,68ユーロ
(3)付加価値税(IVA)課税額
318,17×0,18=57,27ユーロ
(4)その他の費用
ア 郵便局の税関職員に引き取りに係る諸手続きを依頼する場合:17,40×1,18(IVA)=20,53ユーロ
イ 郵便物保管料:3,80ユーロ+18%(IVA)=4,48ユーロ
ウ 郵便物の検査が必要だと判断された場合の検査料:12ユーロ+18%IVA=14,16ユーロ

合計:20,68+57,27+20,53+4,48+14,16=117,12ユーロ

(上記情報は2010年9月現在のものです。)