犬・猫等の輸入検疫制度
平成28年7月6日
【犬・猫等の検疫制度が変わりました】
2004年(平成16年11月6日)から 犬・猫等の検疫制度が変わりました
~海外で飼育している犬や猫を日本へ連れて帰る場合注意が必要です~
1. 日本国政府は、狂犬病予防法の規定に基づき、犬、猫、あらいぐま、きつね及びスカンク(以下、「犬等」と言います。)の輸出入のための手続き、係留期間等を定めています。 こうした中、昨今、アジアを中心として狂犬病の発生が続いており、中国においては 狂犬病による死亡者数が急増しているとの報告もあることから、我が国への狂犬病の侵入防止を徹底するため、今般犬等の輸入検疫制度の改正が行われました。
2. 新たな輸入検疫制度の概要は以下のとおりです。
(1) 犬等を日本に連れて帰る場合、原則として、日本到着40日前までに到着予定空港(港)を管轄する動物検疫所に必要事項を届け出る必要があります。3. 新たな輸入検疫制度は11月6日より施行されております。ただし、10ヶ月齢以上の犬又は猫については、2005年6月6日までの間を経過期間としており、旧制度による輸入も可能としておりましたが、6月7日より上記新制度に一本化されますので、ご注意ください。
(2) スペインから日本に連れて帰る犬又は猫のうち、以下の要件を満たすものについては、日本入国時の係留検査期間が大幅に短縮(12時間以内)されます。
イ. マイクロチップ(ISO規格)による確実な個体識別
ロ. 効果的なワクチン接種の証明(生後91日齢以降に30日の間隔で2回以上接種)
ハ. 採血及び血液検査(狂犬病に対する抗体価の確認)
ロ. 検査施設リスト→http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html
ニ. 上記 ハ の検査のための採血後、180日間の待機期間
(参考)【スペインから犬・猫を輸入する場合】(3) スペインからその他の犬等(上記(2)以外の犬及び猫、並びにあらいぐま、きつね、スカンク)を輸入する場合には、輸入時の係留期間が180日間となります。
改 正 後 改 正 前 事前届出 日本到着40日前までに動物検疫所へ届出が必要(注1) 輸入者の携帯品であれば免除 マイクロチップによる個体識別 ISO規格のマイクロチップの装着が必要(注1) 必要なし 健康証明書 必要 必要 狂犬病予防注射 日本到着前に2回以上接種を受けておくこと 日本到着30日前に1回接種を受けておくこと 抗体価検査 2回目の狂犬病予防注射後、農林水産大臣指定施設 (注2) で検査する必要 必要なし 輸出国での待機 抗体価検査のための採血後、180日以上待機する必要あり 必要なし 本邦到着後の係留期間 (上記の全ての条件をクリアしている場合) 12時間以内
(全ての条件をクリアしていない場合) 180日(上記の全ての条件をクリアしている場合)14日
(全ての条件をクリアしていない場合) 180日
4. なお、新しい輸入検疫制度の具体的な手続きや詳細につきましては、動物検疫所のホームページ
(http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/import-other.html)をご参照下さい。
(注 1) 輸入予定港が決まりましたら、次の日本の動物検疫所までお問い合わせ下さい。
所 名 | 輸入空港(港) | 電 話 | FAX | 電子メール |
横浜本所(動物検疫課) | 京浜港 | 045-751-5921 | 045-751-5951 | y-dobutu@maff-aqs.go.jp |
北海道出張所 | 苫小牧港、新千歳空港 | 0123-24-6080 | 0123-24-6091 | chitose@maff-aqs.go.jp |
成田支所検疫第1課 成田支所検疫第2課 (貨物検査場) |
成田国際空港第1 成田国際空港第2 成田国際空港貨物 |
0476-32-6664 0476-34-2342 0476-32-6655 |
0476-30-3011 0476-34-2338 0476-30-3012 |
na-k1@maff-aqs.go.jp na-k2@maff-aqs.go.jp n-kamotu@maff-aqs.go.jp |
羽田空港出張所 | 東京国際空港 | 03-5756-4860 | 03-5756-4904 | haneda@maff-aqs.go.jp |
中部空港支所 | 中部空港 | 0569-38-8577 | 0569-38-8585 | meiku@maff-aqs.go.jp |
名古屋支所 | 名古屋港 | 052-651-0334 | 052-661-0203 | ng-ken@maff-aqs.go.jp |
関西空港支所検疫課 (貨物検査場) |
関西国際空港 〃 |
0724-55-1956 0724-55-1958 |
0724-55-1957 0724-55-1959 |
ka-ken@maff-aqs.go.jp k-kamotu@maff-aqs.go.jp |
神戸支所 | 神戸港 | 078-222-8990 | 078-222-8994 | ko-ken@maff-aqs.go.jp |
大阪出張所 | 大阪港 | 06-6575-3466 | 06-6575-0977 | osaka@maff-aqs.go.jp |
門司支所 | 関門港 | 093-321-1116 | 093-332-5858 | mo-ken@maff-aqs.go.jp |
博多出張所 | 博多港 | 092-603-0267 | 092-603-2511 | hakata@maff-aqs.go.jp |
福岡空港出張所 | 福岡空港 | 092-477-0080 | 092-477-7580 | fukuoka@maff-aqs.go.jp |
鹿児島空港出張所 | 鹿児島空港 | 0995-43-9061 | 0995-43-9066 | kagosima@maff-aqs.go.jp |
沖縄支所 | 那覇港 | 098-861-4370 | 098-861-0093 | oki-ken@maff-aqs.go.jp |
那覇空港出張所 | 那覇空港 | 098-857-4468 | 098-857-1646 | naha@maff-aqs.go.jp |
(注 2)スペイン国内にも「農林水産大臣が指定する検査施設」がありますので、上記動物検疫所のホームページの「指定検査施設」の欄をご参照ください。
(注 3) ご参考までに、係留施設として動物検疫所が委託している管理会社の一部を以下のとおりご案内します。実際の係留に係る費用等詳細につきましては下記管理会社にお問い合わせ下さい。
犬猫の飼養管理会社連絡先(2005.4.8現在) | ||||||||||||||||||||
飼養管理会社1 | 飼養管理会社2 | |||||||||||||||||||
成田支所 |
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横浜本所 |
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関西空港支所 |
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中部空港支所 名古屋出張所 |
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本検疫制度施行の1年後を目処に、運用状況を踏まえて制度のレビューを行う予定です。その際には、在留邦人の皆様の声も検討の一助としたいと考えて おりますので、制度に関するご意見等がございましたら、電子メールで領事部宛までお寄せ下さい(メールはこちらまで)。なお、原則、返答は行っておりませんので、予めご了承願います。